Blog by A psychiatrist in Japan.

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渋谷の公園の樹木

2010-06-02

PMSの様々な症状(月経前症候群)

PMSの代表的な症状
1.下腹部膨満感
2.下腹痛
3.頭痛
4.乳房痛、乳房が張る
5.腰痛
6.関節痛
7.むくみ、体重増加、脚が重い
8.にきび
9.めまい
10.食欲亢進
11.便秘あるいは下痢
12.悪心,動悸など

1.怒りやすい、反感、闘争的
2.憂鬱
3.緊張
4.判断力低下、不決断
5.無気力
6.孤独感
7.疲れやすい
8.不眠
9.パニック
10.妄想症
11.集中力低下、気力が集中できない
12.涙もろい など

これらが代表的な症状です。これらの身体的な症状や精神的な症状は単に本人がつらいだけでなく、社会的なトラブルも発生する原因になる事があります。
例えば、PMSのため仕事を休んだり、在宅願望がおこる人もいます。また、身近な家族、例えば母親や夫にあたりちらしたり、口論したり、暴言をはいたりすることもあります。あるいは友人に決断を任せたり、「ノーと言えない」などの症状を示す人もいます。

PMSには以上のようないろいろな症状が単一で出ることは少なく、身体的な症状と精神的な症状が複合して出る場合が多いのです。ですからその名のとおり、月経前症候群とよばれるわけです